たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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4月のカバン【アークテリクスのバックパック】。
やー、みんな!4月だね~。

みんなのところはもう、桜の開花宣言は出た?
こちら、関西はとっくに出たってのに、ここ数日は、まさに花冷えといった陽気だよ。
ほんと、この季節、暖かさへの期待が大きいだけに、
花冷えの陽気だと、「裏切られた・・・」って感情を伴うよね。

「期待が大きいいだけに、裏切られた」って感情が伴うといえば鳩山政権か・・・。

首相と幹事長の「政治と金」の問題に始まり、北教組の違法献金。
国家公安委員長が路上キス写真を撮られたと思ったら、
目立ちたがりの、金融・郵政担当相のメチャクチャな郵政民営化への逆行発言。
もっとも、この大臣に限らず、各閣僚がそれぞれ好き勝手な発言をしている事が一番許せないよね。
いったい、この政府はどこを見て政治をしているのか全く解らないよ。

だいたい、政府は全員が一つの方向を見て、
それに向かって日本を動かしていくのが仕事だろう?
各自の見てる方向がてんでバラバラじゃ話にもならないよ。
もっと、チームとしてまとまりを持って一つのことに取り組んで欲しいよね。

よし、じゃ、今月はそんな鳩山政権に是非見習ってもらいたいブランドを紹介するね。
それは、先月オリンピックも開催された、
カナダはバンクーバーを拠点にしているブランド、【アークテリクス】。
今月のカバンは【アークテリクスのバックパック】。


a-ku



カナダといえばロッキー山脈や、コロンビア山脈といった高い山々を持するクライマー達の憧れの地。
そのカナダはバンクーバーにあったハーネス製造メーカー「Rock Solid」が。
【アークテリクス】の原点なんだ。

ハーネスとは簡単に言うと、登山者が身につける安全ベルト。
「Rock Solid」のハーネスは、丁寧でフット性が高く地元のクライマーに愛用されていた。
やがて、その評判は全国の多くのクライマー達にも波及し、
その品質の高さは彼らに認められるようになった。
1991年、「Rock Solid」は社名を【アークテリクス】とする。

【アークテリクス】は従来の縫製して作られるハーネスに、
必然として出来てしまう生地のしわを問題視し、
そのしわを取り除く為にバックルShaha buckle発明。
その後、何度も失敗を繰り返しながら、
ついに市場には存在しないほどのフット性を生むハーネスを完成、
コアなクライマーの間にクライミング製品へのパラダイム変換を促したんだ。

そして、【アークテリクス】は従来の製品と全く違うコンセプトや方法で、
作られるものを創り出すブランドとして認知され始めた。

そうなると、クライマー達は、ハーネス以外の商品も【アークテリクス】に求めるようになり、
【アークテリクス】はハーネス以外の登山用品も手掛けるようになり、
ここから大躍進を遂げるんだ。

何しろそのブランドコンセプトは、
「地球上にある最高のマテリアル、最高の技術、
そして革新的なデザインで商品を作り上げる事」ってんだから凄いよね。


その、製品開発における基本的な姿勢は、
①防水性や強度を落とす縫製の縫い目を最小限にする。
②ラミネート加工、立体裁断、立体モールド熱成型の独自技術の活用。
③既存の加工技術を一切無視し、素材そのものの研究や構造に新しい着目点で
  独自の加工技術を社内において開発する。
④デザイナーは固定概念にとらわれる事を嫌い、
皆、得意なアウトドアに精通しミシンが使えて自分のサンプルをいつでも作れる。  


そして、そうして独自開発された主な技術は、
①熱成型3次元サーモフォームモールディング加工 
 (パック背面、ウェストベルト、ショルダーハーネス、クライミングハーネス)
②止水ジッパー(ウォータータイトジッパー)の開発 
 (ゴアテックスジャケット、パンツ、パック)
③業界最細の縫製シーム幅と13mmタイニーテープ採用
 (ゴアテックスジャケット)
④異素材同士のラミネート加工技術 (ウェア、パック)
⑤防水生地(ウォータータイトファブリック)の開発 (パック)
 といった、そうそうたるもの。


でね、【アークテリクス】の本当の凄いところは、
これら、米国YKK社、米国Gore、米国Molden Mills社、東レなど
素材メーカーと共同開発した製造技術を、
業界における製品クォリティーのスタンダード向上の為に一切独占していないことなんだ。
凄いよね!


現在の【アークテリクス】のCEOは、テイラー・ジョーダン。
デザイナールームは本社二階建ての二階。
ほぼ全てのスペースを約10名の中心となるデザイナーが想いのままに使用している。
素材メーカーが持ち込んで来る新素材をデザイナー達がマイクロスコープで吟味し、
場合によっては改良を求め共同開発しながら、
常に最良の素材を解剖学に基づいた美しいデザインで製品化しているんだ。

そしてCEO、テイラー・ジョーダンは自分の会社をチームと呼ぶ。

ここからは、2007年に雑誌のコヨーテの特集、 
「空を飛んだトカゲたち」(アークテリクスとは、化石に残る始祖鳥の学名)
での貴重なCEOやデザイナーたちのコメントを羅列するね。
きっと、みんなにも何かを感じてもらえるよ!






「まずは考えないで、アクションをとることさ。
材料がそこにあったら、まずはナイフを持っていくんだ。
鉛筆が決めるんじゃないんだよ。ナイフが決めるんだ。」

 (アークテリクス・デザイナー:ダン・ジャクソン)




「会社が大きくなるに従って、バランスを取る事が難しくなってきます。
お客様からはこういったモノが欲しいという声、
営業の人からはこういったモノが絶対売れるという意見、
こういう意見にただ従ってしまってはいけないのです。
そのバランスとは市場が要求してくるものと、
我々の作りたい物の均衡ということです。

我々の商品はパフォーマンスが第一です。
その事がいつも我々の意識の中に存在していて、
市場の声にはもちろん注意を払っていますが、
その声だけに振り回されないことも注意しています。」

(アークテリクスCEO:テイラー・ジョーダン)




「一番最初の段階からアウトドア気遣いという、共通点があったことなんだ。
僕を含めて仲間にはダン・ジャクソン、ラリー・リート、トム・ルース、トム・フェイル
といった連中が要るけど、皆が同じような指向性を持ち寄っているんだ。」

(アークテリクス技術開発:マイク・ブレンカーン)




「モノ作りで一番重要なものは実際にモノを作るって事なんだ。
まず、アイデアを考え、そいつを実際に作って、テストして、
又、始めに戻ってアイデアを考え、作っていくのが重要なんだ。」

(アークテリクス・デザイナー:ダン・ジャクソン)


 

「仕事に集中して、全身全霊を傾ける事と、
その全く反対にその全てを頭から抜いて忘れてしまう事は同じ位に大事なことだよ。
 
(アークテリクス・デザイナー:ダン・ジャクソン)



 
「クライミングハーネスがいい例です。
何年か越して、我々が引き続きやっていくべきなのかという議論がありました。
やる力はあっても長い間、力を入れてこなかったのも事実です。
その結果としてハーネスは我々のビジネスの中では、
非常に小さいものになってしまっていました。
まだまだ、市場での競争力はあったけれど、
そこに十分な力を注いでいるという状況ではなかったのです。
私が社長になる以前から、このプログラムを存続させる為のファイトをし続けてきました。
それは、我々の会社の伝統がどこからきたのかを、
忘れてはならないということなんです。
たくさんの異論も出ましたが、幸運にもこの意見を生かしつづけられたんです。
私が社長になった時、チームの全員に、
我々はクライミングカンパニーであるという情熱を反映したんです。」

(アークテリクスCEO:テイラー・ジョーダン)




「クライミングハーネスへの再挑戦に我々の会社の本当の強さがあると思います。
この分野は我々のビジネスの中では決して大きくない、むしろ小さなものです。
しかし、純粋なビジネス的な動機付けとは別に、
本当の意味でのパッションを持ってあたれた事が、
このチームにとって正しいことであり、私の信じる事であります。」

(アークテリクスCEO:テイラー・ジョーダン)



「まず、アイデアを鉛筆に託します。
そのエネルギーというか、
霊的な力とでもいうようなモノを直接素材にぶつけるのが重要です。
曲線を色々な角度から眺め、そこに定規を当ててもう一度見てみると、
あったはずの連続性というか、流れというものが失われてしまいます。
そのパターンを修整する際に僕はナイフを使います。
昔はコンピュータも使ったし、今も面白い機械とは思うけど、
僕にとってナイフは普通の筆のようなんです。」

(アークテリクス・デザイナー:ダン・ジャクソン)



「三年間ハーネスの事をやってきましたが、
大きな変化の為の小さな変化を絶えず作ってきたのです。
自分が学んだものを、まるでハンマーや釘のようにツールにして、
新たなものを作りだせるようになるんです。
その蓄積がアークテリクスを特別なものにしているのです。」

(アークテリクス ハーネスデザイナー・イアン・マーチン)




「自分達の魂の声に導かれ進む道の途上にあるもの・・・
 それがアークテリクスなのです」

(アークテリクス社長・テイラー・ジョーダン)





ね、どう?
素晴らしいでしょ。
国づくりにも通じる事がたくさん含まれてたよね。

選挙に勝つことが政治家にとって大事なことは分かる。
だから、百歩譲って政党が選挙に勝つことを考えて発言することは許してもいい。
だけど、政府の中にいるものが、選挙のことしか考えられないなら、
そんな人は即刻やめてもらいたい。

政府は、日本という国を作る大事なチームなんだから・・・









“よいデザインは一人でできるが、
素晴らしいデザインはチームでしかできない”

          ダン・ジャクソン(アークテリクス・デザイナー)


 













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