たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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2月のカバン【日本航空のエアラインバッグ】
やー、みんな!一月もあっという間に終っちゃったね。
本来、一月はお正月があるんで、結構長く感じるんだけど、
今年は、なんか違かったよね。

やっぱり政府が安定感というか安心感を与えてくれないのがその原因かな?
普天間の問題もそうだし、
民主党幹事長の小沢さんの「土地購入を巡るお金の疑惑」の事情聴衆もそう。

しっかし、与党の幹事長で、日本で今最高の権力者と呼ばれる小沢さんの言い分が、
「法律に触れることは何もしていない!」てんだから、
被害届を出されない限り逮捕されない朝青龍見たいなのがのさばるのもしかたがないか・・・

でもね、只一つ言っておきたいのは、小沢さんの問題で国会が混乱し、
本来議論されるべき重要な問題が、議論されなかったこと。

そう、日本航空が経営破綻し、
株式会社企業再生支援機構をスポンサーに、経営再建の道を図ることとなった事。
国民の税金が再生に突っ込まれるの・・・みんな、絶対に怒るべきだよ!

まずはこの写真を見て!

航空バッグ


これは、1970年代に日本航空が搭乗客等に記念品としてプレゼントしていたエアラインバッグ。
こうした、エアラインバッグは日本航空だけではなく、各航空会社もこぞってプレゼントしてたんだ。
当時、まだ飛行機を使っての移動は庶民には高嶺の花。
だから、このエアラインバッグを持っているということは一つのステイタスで、すっごく人気があったんだ。
中でも、日本航空は運賃が高かったので、
この鶴のマークが入ったバッグは、特に人気があったんだ。

でね、このコラムのタイトルは、「鞄を開けると日本がわかる」だけど、
この日本航空のバッグを開けると、まさに日本という国が分かるんだよ!
だから、今月のカバンは【日本航空のエアラインバッグ】。

日本航空は、1953年に作られた半官半民の航空会社で、
日本航空株式会社法に基づき政府が株式を所有していた特殊会社。
(ちなみに、日本のもう一つの航空会社、全日空は政府が関与する特殊会社でなく、
1957年に設立された民間会社。)

日本航空は一時は世界第三位の航空会社だったんだよ。
何せ、国がやってるんだから競争もなく、そりゃ、利益がでるよね。
でも、企業が巨大化するにつれ、その利益にたかる政治家や、官僚が跋扈したんだ。


まず、官僚。

経営破綻といえば、まず責任をとらなきゃいけないのが、これまでの経営陣。
ところが、この経営陣が、とんでもない天下りの山。
歴代の社長で言えば、名と出身官庁は以下の通り。

初代、柳田誠二郎は日本銀行副総裁。
2代、松尾静磨は航空庁長官。
3代、朝田静夫は運輸事務次官。
5代、山地進は総務事務次官・・・といった具合。

そればかりか、副社長や専務、ヒラ取締役の中には、
郵政省放送行政局長、郵政省大臣官房首席監察官、
大蔵省印刷局長など航空行政と無関係な官庁の役人がずらりといるんだよ。
素人が経営してるんだからそりゃ、潰れるよね。

で、給与は次官・審議官級の官僚が社長・副社長に就くと、年間3000万~4000万円。
退職金はおよそ5億円。
取締役クラスは2000万~3000万円で退職金は1億円くらいだったといわれているんだよ。

更に、天下りはこれだけでは済まない。

日本航空には、関連する特殊法人が山とあり、
例えば、全国の空港の駐車場を独占的に運営している空港環境整備協会。
この協会は、国有地を借り受けて駐車場運営をしているんだけど、
本来なら、民間会社に入札させて運営会社を選定すべきもの。
でも、天下りの受け皿となってそれはしない。
このほかにも、日本航空などが実質的に運営負担している公益法人航空交通管制協会は、
重要な国交省の天下りの受け皿になってるの。


次に、政治家。

これは、決定的な証拠は無いんだけど、
日本航空から政治家へ献金や裏金という形でお金が渡っているという噂は随分と前からあるの。

日本航空の裏金作りは有名な話。
それは、帳簿には記載されない代理店への闇償還金であったり、
毎年発行される株主優待券の金券ショップなどへの横流しであったり、
また、航空券自体を違法に大量発行したり、粉飾決算であったりと多彩にわたるんだ。
で、そのお金の行き先ははっきりしてない。

又、日本航空は、1987年政府が株式を放出して形式的には民間会社になったんだけど、
政府(旧運輸省、現国交省)が
航空政策を自由化(路線を二国間協定でなく自由に開設するオープン・スカイ政策)しなかったため、
事実上国営会社のままだったんだ。

当時は自民党政権。官僚と蜜月関係。
ね、臭いでしょ。

も一つ言えば、今回日本航空を公的支援する理由の一つに上げられた、
運行しているのが日本航空のみだという地方空港が多い事。
そもそも、この狭い日本に成田,羽田,大阪の基幹空港を除いたいわゆる地方空港74は多すぎ。
でもそれを推進したのはやはり政治家達。
ね、プンプンするでしょ。


そんな、会社の体質はそこで働く社員達にも当然伝播する。
問題となった、高額の年金債務はもとより、他社と比べてどう見ても高額な報酬。
他にも、親方日の丸の中で生まれた既得権益は数知れず。

例をあげれば、客室・運航乗務員に与えられる、
「パーディアム」と呼ばれる、ステイ中に使用すると「思われる」食費その他雑費を会社が負担するもの。
その額は客室乗務員を例にとると国内ステイで一泊7000円。
ご飯代だよ!
そして、海外へ行けば、「安全上の理由から」と宿泊するのは各国の超一流ホテル。

更に上げれば、自宅から会社までハイヤー通勤する運行乗務員達の特権。
一日何万円の交通費なんて普通の会社じゃ考えられないよね。

で、仮にこれらを改善しようとすれば、八つもある組合がこぞって反発し、ストライキに発展・・・

なめとんか!!!


でもね、今ここに書いたことは今の所はまったく法には触れていないの。
だから、誰も罪に問われないし、責任もとらない。
そして、僕らの税金が突っ込まれる。

「法律に触れることは何もしていない!」
そりゃ、日本は法治国家だよ。だから、法のもとで平等で法を犯すことは許されないこと。

でも、いつのまにか日本には「法に触れなきゃ、なにをしてもよい・・・」
という、風潮が蔓延っていないかい?

1970年代、日本航空のエアラインバッグを持って外国を旅した人は、
その鞄のロゴを誇りに思って持ち歩いた。
今、その鞄を堂々と持って異国へ旅立てる人はいるんだろうか?










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