たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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10月のカバン【グローブ・トロッター】
globe-torotter

【写真は象が踏んでも壊れないグローブ・トロッターの1900年頃の広告】
  








いや~、みんな!とうとう政権交代したね。
みんな、期待半分、不安半分てところかな?

でも、ここ最近の鳩山外交・・・
どうなることかと思ってたけど、「思ってたより、やるじゃん!」てな感じだよね。

只、国連に出発前に、彼の政治哲学である「鳩山論文」が、アメリカの反感を買ったんだけど、
私としてはもう少しその哲学を前面に押し出しても良かったかなと思ったけどね。

彼の言う、「アメリカ主導のグローバルスタンダードからの脱却」は、
今の日本人なら誰でも感じている、
小泉改革がもたらした、「行き過ぎた市場原理主義からの脱却」に他ならないからね。

えっ?「グローバルスタンダードって何?」って?

うん、簡単に言うと「世界基準」って事で、今では様々な分野でこの言葉が使われているんだけど、
そもそもは、金融関連の、「世界中どこでも適用される基準や規格、ルールの事」を意味してたの。

具体的に言うと、
時価会計制度(所有する金融資産を決算時の市場価格(時価)で評価する会計)の導入、
自己資本の充実や利益率の向上を重視する経営、
経営内容のディスクロージャー(情報開示)の徹底、
実力主義に基づく人事・給与制度などの導入を目指す取り組み、なんかが挙げられるの。

昔の日本の銀行は大蔵省(財務省)の意向に従っていれば安定した収益を確保できてたんで、
それにあぐらをかいて、国際的な競争力をなくしたんだから、
一概にグローバルスタンダードが悪いとは言えないんだけどね。

でもそれが行き過ぎたとき、マネーゲームが世界を席捲し、今まで以上の問題をもたらした。
それが、強かったアメリカの経済をぶち壊してしまった。
そして、ぶち壊れた今でも、アメリカでは銀行員の成果主義による高年棒が問題になっている。

まぁ、とにかく鳩山首相にはこれからも、堂々と世界を闊歩してもらいたいよ。

あっ、「世界を闊歩」といえばそれがそのまま会社の名前になった鞄のメーカーがあるんだよ。
それが、今月のカバン、【グローブ・トロッター】


グローブ・トロッターは、故ダイアナ妃が愛用したことで有名になった、イギリスの旅行鞄メーカー。
創業者はイギリス人、デイビッド・ネルケン。
創業は近代産業が花開いた、1897年。ロンドンの街、クラーケンウエルに誕生。
その頃日本は明治29年。ライト兄弟が初飛行に成功する6年も前の話だよ。

創業当時、最新の素材を導入し、製造が開始されたグローブ・トロッターのトラベルケースは、
瞬く間にイギリスを代表するトラベルケースとして世界中に名を馳せるようになったんだ。

特に、セレブと呼ばれる人に愛用者が多く、
エリザベス女王はハネムーンに出かけるトラベルケースを特注し、
第二次大戦でイギリスに勝利をもたらした、ウイストン・チャーチルは
その激動の時代をグローブ・トロッターと共に世界を駆け巡ったんだ。

そして、大航海時代には、あのタイタニック号に代表される豪華客船にも、
グローブ・トロッターが次々と運び込まれていたんだよ。

又、冒険家にも愛用者が多く、
世界で最初にエベレスト(チョモランマ)登頂に成功したエドモンド・ヒラリーは、
ベースキャンプに持っていくトラベルケースとしてグローブ・トロッターを選んだんだ。


でね、
グローブ・トロッターが、何故こんなにセレブや冒険家に愛用されているかと言うと、
その、最大の理由が、「軽さ」と、「強靭」さ。

そう、創業当時の最新の素材と言うのは実は「紙」。
軽いはずだよね。
でも、強靭さは何故?

それは、ヴァルカンファイバーと呼ばれる、グローブ・トロッターだけの特殊な紙。
その特殊な紙を何層にも重ね合わせ、樹脂をコーティングし、
それでトラベルケースを作ったんだ。

グローブ・トロッターのとラベルケースは創業当時から、112年間その特殊な素材で作り続けられ、
現在も、その製法は変らず、頑固なまでにハンドメイドにこだわり、
少量生産のペースを守り続けているんだ。

そして、常識を超えた強靱さを持つヴァルカンファイバーの製造法は、
112年を経た今なお門外不出の企業秘密となってるの。

え、「いくら強靭だと言っても紙だろう!」って?

ちっ、ちっ、ちっ。

あのね、前にバリスティックナイロンのとき言ったでしょ。
いくら強くったって融通が利かなきゃ本当の強さじゃないって。
まるで当時のアメリカみたいだって・・・

ヴァルカンファイバーで作られたグローブ・トロッターのトラベルケースはね、
たわむことによって力を逃がし、割れや歪みなどの損傷から守るんだよ。

そう、本当の強さとは力を逃がしてあげることなんだよね。

鳩山さんも、本当の強さを持って「世界を闊歩」して欲しいよね。
その、「友愛」の精神が夢にならないようにね。








「すべての偉大な歴史的出来事は、ユートピアとして始まり、現実として終わった。
一つの考えがユートピアにとどまるか、現実となるかは、
それを信じる人間の数と実行力にかかっている」

(クーデンホフ・カレルギー{汎ヨーロッパ運動の提唱者}~鳩山論文の最後より。)












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