たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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7月のカバン【ハンティングワールド】


みんな!
政府が導入したエコポイント制度どう思う!
そう、省エネ性能に優れた家電製品を買うとエコポイントが付与され、
そのポイントをさまざまな商品やサービスに交換できるというもの。
その目的は三つあって、
一つは、省エネ家電への買い換えを進めることによって、CO2を削減すること。
又一つは、地上デジタル放送対応テレビを普及させること。
そして最後に、経済の活性化につなげること。

まあ、経済政策としてはその効果はありそうだけど、
果たして、まだ使える電化製品を遺棄して、
新しく買い換える事がエコかどうかは疑問だよね。

何故かと言うと、多くの人は、CO2を削減する事がエコ活動だと勘違いしているけど、
本当のエコの意味は別の所にあるからなんだ。

えっ、本当のエコって何かって?

じゃ、一つ、バッグの世界で本当のエコ活動をしてきた人を紹介するね。
そう、それは今月のカバン【ハンティングワールド】の創始者のロバート・M・リーその人なんだ。

【ハンティングワールド】は、日本でも1980年代のヘビーデューティー・アイビーブームの時、
前に話したL・Lビーンと共に、爆発的に売れたからみんなもよく知ってるよね。
でも、その名前から狩猟に使うカバンというイメージを持ってない?

実は、創始者のロバート・M・リーの精神はそれとはまったく逆のものなんだ。

ロバート・M・リー、通称ボブ・リー。
彼は、自然愛好家だった母の影響を受け、
自然への愛と限りない好奇心を育みながら、少年時代を過ごしたんだ。
そして、何時しかアフリカを冒険する事が彼の夢となった。

1955年、工科大学を卒業し順調に建築設計技師として働いていた彼は、
その夢を実現するためにアフリカに向かう。

けれども、彼を迎えたアフリカの自然は、
彼の想像以上に素晴らしいものだったんだ。

その魅力に魅せられた彼は、数ヶ月のサファリ-生活の後、
順調だった設計士の職を捨て、
1959年アフリカにサファリ-ツアーの会社、「リー探検社」を設立したんだ。

けれども、ツアー客の装備がアフリカの大自然の中では、
あまりにも役に立たないものばかりだった。
それで、彼は自分でアフリカの過酷な自然環境に耐えうる、装備の開発に着手したんだ。
実は、このときの経験が後のハンティングワールド社の礎となる。

1961年、拠点としていたアンゴラに独立戦争勃発。
1965年、ボブはアンゴラの政情不安から、ニューヨークに戻り、
ハンティングワールド社を設立。

そして、この1955年から1965年の10年の間に、
彼はアフリカ17カ国を旅し、野生動物の調査を実行。
ライオン、チータ、クロサイなどの保護、そして密猟の一掃に力を尽くすんだ。

その後、同社の代名詞となるバチュ-クロスの開発の成功により、
【ハンティングワールド】はブランドとして確固たる地位を得る。

ボブ自身は、【ハンティングワールド】のデザイナーであり続けると共に、
自然保護運動家としてその後も活躍する。
 
彼は、アフリカの野生動物の保護の為、
数々の生態調査や狩猟管理プログラムを実施。

又、モンタナ大学に基金を設立して、種を絶滅から救う研究を支援している他、
国際環境保全のために基金も設立しているんだ。

【ハンティングワールド】のロゴには、
自由と蘇生のシンボルである「牙の無い小象」を守るように
「探検」「自然保護」「教育」という三つの言葉が書かれている。

それは、【ハンティングワールド】の信念でありボブ自身のポリシーでもあるんだ。
そしてね、実はこの三つの言葉が守る「小象」こそ、エコの精神そのものなんだ。

ね、本当のエコって、こういうことなんだよ。

だからね、少なくともエコポイントを手に入れた事を、
エコに協力したと考えるのだけはやめようね!




【エコロジー】

自然環境保護運動。
人間も生態系の一員であるとの視点から、
人間生活と自然との調和・共存をめざす考え方。





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