たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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11月のカバン【エルメスのバーキン】
このところ、ずっと続いている食品の安全の問題。

みんな、どう思ってる?

まず第一に、中国製のものは避けるようにしている人も多いだろうけど、
産地偽装や、今回の事故米に到ってはお手上げだって感じかな・・・

でもね、やっぱりそういった物にはある兆候があると思うんだ。

産地偽装された鰻は、国産にしては安過ぎなかったか?
酒造メーカーは、一体いくらでその事故米を仕入れたのか?

何社も通過して、国産米と同じ値段でそれを買わされた、
菓子メーカーなんかは仕方がないと思うけど、
流通のその過程のどこかで、これはおかしいと気付いていた人もいたんじゃないかな?

そう、「安くて良いもの」なんてこの世には無いの。

物にはその適正価格があって、高い物にはやはりその高い意味があるんだ。

今、鞄の世界で一番高価な物といえば、今月のカバン【エルメスのバーキン】かな?
特に、クロコダイルを素材にした【バーキン】は高級車が一台買える位だからね。

エルメスの歴史は1837年、
創業者のティエリ・エルメスがパリに高級馬具工房を開いた事から始まったんだ。
その馬具工房はナポレオン3世やロシア皇帝などを顧客として発展したんだけど、
ヴィトンの時と同じようにその後の時代は、馬車から自動車への転換期。

ティエリの孫にあたる3代目のエミール・モーリス・エルメスは、事業の多角化に乗り出し、
1890年代に馬具製作の技術を基にエルメス最初のバッグ、
サック・オータクロア (sac haut-à-croire) を製作したんだ。
これが、現在のバーキンのもとになってるの。

で、そのエルメスのカバンがなぜ高いかというと、
やはりその原材料である革の質が最高峰だという事。

例えば、牛革はうちでも一番よく使われる素材だけど、
その部分によって使用個所が違ってくるんだ。

ショルダー(首に近い部分)は、ハンド裏に、ベリー(腹に近い部分)はパイピングやへり巻きに、
一番丈夫なバット(背中)は本体に・・・てな具合に。
それをうまく使い分ける事で、丈夫で美しく、それに似合った価格の鞄に仕上げていくんだ。

ところがエルメスに使われるのは丈夫なバット部分だけ。
そして、その牛革自体も何万頭の中からわずか数十枚だけ無傷な物を厳選しているんだよ。

うちでも、パット部分だけのイタリアンレザーを使用して作るバッグもあるんだけど、
やはり、それはそれなりに他の物と比べて高いバッグになるんだ。

エルメスのバッグがそれなりの適正価格かどうかは別にして、
やはり、物の値段には理由があるんだ。

今、物が売れなくて、どんどんと低価格化しているけど、
もう一度いうよ。

「安くて良いもの」なんてこの世には無いの!








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