たむたむの「カバンを開けると日本が見える!」
カバンは所詮道具入れ・・・ だからそこには、目的があり意図がある。 そして、その作り手の意図が見えたとき、 カバンは単なる道具入れではなくなるのです・・・
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4月のカバン「キャディーバッグ」
今から、25年前ほど昔、私はまだ自分でカバンは作っておらず、
メーカーからメーカーへの橋渡し役みたいな仕事をしていました。
時は、バブル全盛期。

丁度、知りあいがゴルフのアパレルブランドを立ち上げ、
そのバッグ部門の生産を私が引き受ける事になりました。

フランスからライセンスを買い取り、誕生したそのブランドは、
人形柄の散らばったおしゃれな生地が好評を拍し、
その生地で作ったポロシャツから、トレーナー、キャディーバッグが大ヒットしまし
た。

当然、キャディーバッグを作っていた私はウハウハ状態です。
何しろ、原価¥4800の7.5インチの女性用キャディーバッグが、
私の手を通り、¥8000で卸され、
そのアパレルブランドが上代¥28000で販売していたのが飛ぶように売れたのですか
ら。

ところが、ある日税務署から呼び出しが・・・

今では、消費税なるものがあたりまえのように存在していますが、当時はそんなも
のはありません。
代わりにあったのが、物品税なるもの。所謂、車や、宝石等、贅沢品に課税する税金
です。

その課税率は、確か25%・・・
そんなもの全く知らなかった私は、一瞬にしてトホホ状態になりました。
そう、当時ゴルフは贅沢者がするスポーツ。
だから、キャディーバッグも贅沢品だったのです。

今、ある雑誌の仕掛けで「ゴルフでコンパ」なるものが流行っているらしい。
それに、踊らされたと若いお姉ちゃんたちが、ファッションからゴルフに入り、
そのウエアやキャディーバッグが空前の売上を記録しているとのこと・・・

私は、それを悪いとは思っちゃいません。
だって、25年前、そのブランドが流行ったのも、ちょっと金持ちの助平な親父が、
女子大生や飲み屋のお姉ちゃんたちをゴルフに誘い、道具やウエアを買い与えていた
から・・・
その、日本人の根本思想は全くもって変っちゃいません。

ただね、25年の年月を経て変ったのはね、
ゴルフが、贅沢者のするスポーツじゃ無くなった・・・ってこと。
何もかも、安くなったからね。
「うん!そりゃ、いいことだ!」と、あなたは思う?

でね、もう一つ、変ったことがあるの・・・
今ね、日本でキャディーバッグを生産できるところは一軒も無くなったんだよ。

それでも、そう思う???



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